2018年3月3日土曜日

〔コラム〕Leiden回想録 ④ ~ 全てはインプットから始まる ~


以前の記事〔コラム〕Leiden回想録 ③ ~ 英語力コンプレックスをこじらせて ~にて書いたように、英語力でオランダ人含むヨーロッパのディベーターと競うのは、あまり分が良くないということを悟りました。

それを踏まえて、練習の方向性として、

「英語力を今以上に向上させることは諦めて、ディベートの技術や知識量で差別化を図る」

という方針を立て、がらりと練習方法を変えてみました。


【インプットは基本日本語で】

以前の記事でも書いたように、一時は英語力向上のために、インプットは基本的に英語にして、日本語は生活の中から排除するようにしていました。

しかし、英語力の向上はもはや諦めたので、知識のインプットは日本語で行うことにしました。

理由は単純で、日本語の方が情報の処理速度が速く、かつ知識の定着がスムーズだからです。

英語で文章を読んでいても、いちいちわからん単語が出てくる度に調べたり、日本語で文書を読むのより遥かに時間がかかります。

日本語で情報が取れるものは日本語で、それ以外に英語で読まざるを得ないものは英語で、というように使い分けていました。


【何をインプットしたか】

まずやったこととしては大きく2つ。

「ディベート技術のインプット」と「知識のインプット」です。

①ディベート技術のインプット

まずは、ディベートそのものやディベートの技術について学べる日本語の教材が無いか探しました。

こういう時はひとまずJPDUのサイトを見るのが速いかなと思いながら、JPDUのセミナー資料が載ってるページ(http://www.jpdu.org/?page_id=23)を訪れました。

結構たくさん資料が揃っているので、何を読んでよいのかわからなかったのですが、ひとまず全部読んでやろうと考え、とりあえず全部ダウンロードしました。

家にプリンタが無かったため、図書館に行ってプリンタ利用のためのカードを購入し、全資料をプリントアウトして帰宅。


あまりの量の多さに読む気が起きなかったので、「明日から本気出す」と鋼の意思で決意を固め、ひたすらアニメを観てました。

その日はそのままベッドにダイブして、安らかな眠りにつきました。

「明日から本気出す」の画像検索結果



②知識のインプット

(A) 新書の乱読

知識のインプットとして、まずはディベートによく出てくる概念に関して、いろいろ勉強しようと思い、本を買おうと思いました。

しかし、オランダで日本語の書籍はなかなか購入するのが難しく(あってもめっさ高い)、どうしたものかと。

オランダの食事に嫌気がさし、和食の禁断症状が出て手が痙攣し始めたため、7月に一時帰国することにしたので、その際に本をまとめて購入しようと考えました。

帰国して本屋に行き、とりあえず気になった本は全部買いました。

合計30~40冊くらいは購入したと思います。

たぶん半分くらいは読まれずにただのインテリアと化しました。


(B) ケースファイルの作成

ケースファイルを作ろうと思い、まずは既存の資料をしっかり読み込もうと考えました。

最初は主に2つ、日本にいた頃に先輩と作っていたリサーチ資料と、Leidenの共有フォルダに保管されていたケースファイルを読み込むことにしました。

Leidenの資料は英語で書かれていたので、こればかりは仕方ないので英語で読みました。



【なぜインプットが重要か】

とりあえずインプットをしようと思ったのには、2つ理由があります。

① "Read a lot"

1つは、以前の記事にも書いたのですが、Leidenの強いディベーターの1人が"Read a lot"と言っていたのがとても印象に残っていたからです。

強くなりたければたくさん読め、と。

確かに彼含め、上位層の知識の広さと深さは並外れたものがありました。

例えば、彼はアメリカのどの州で何年にgay marriageが合法化されたか、全部頭に入ってると言っていました(必要かどうかは別として)

ヨーロッパで遭遇した強いディベーターは例外なく圧倒的な知識に裏付けされたディベートをしていた、という印象を当時から強く持っていました。


② 思考のプロセスはインプットから始まる

これはわざわざ書くまでも無いのですが、知的生産のプロセスは大きく、

インプット➡プロセス➡アウトプット

の3ステップで行われます。


ディベートでいえば、

マター(何を言うか) ➡ マナー(どういうか)

ですかね。


この最初のステップである、インプットの質が低ければ、どれだけプロセス、アウトプット工程の技術が優れていようが、ごみしか生まれないのです。


どんだけ料理の腕が優れていようが、材料が腐っていたら美味しい料理が出来ないのと同じですね。


なのでインプットの質・量に関してはとことん突き詰めるべし、という信念のもとインプットに専念しました。



以上のように、ひとまず時間をじっくりかけて大量の知識を脳みそにぶち込む作業を開始しました。





2018年2月26日月曜日

[大会運営]ブレイクラウンドだけジャッジ参加ってオッケーなの?


先日のディベすすにて、「大会において、2日目だけジャッジする」ことに関する問題提起がされたようなので、簡単に私見を。

【1日参加が認められるようになった背景】

・以下3つのニーズを満たすため。
<大会側>大会によっては質の高いジャッジを確保するのが困難(特に社会人参加可の大会)
<ジャッジ側> 土日両日参加必須だと出場が難しいので1日だけの参加も許可してほしい
<参加者側>提供ジャッジ確保のため、1日ずつのジャッジ参加も許可してほしい

・原則として、1日目だけの参加も許可。ただし、提供ジャッジとしては0.5人としてカウント

・ACの判断によっては、2日目(ブレイクラウンド)だけの参加も許可(ジャッジテスト、予選ラウンド免除)


【ブレイクラウンドのみ参加の問題点】

①〔ジャッジの質の担保〕
過去に実績を残しているからといって、今も良いジャッジができるとは限らないのでは?


②〔ジャッジ間での公平性〕
他のジャッジが「ジャッジテスト→予選(ディベーター/ジャッジからのスコアリング)」という審査を受けている中、ACの独断でブレイクラウンドだけ審査をするのは不公平ではないか?


【ACがチェックをしていれば特に問題なし?】

個人の結論として、ACの判断であれば問題ない、という結論です。
ただし、条件付きで。

以下、理由です。
・ACは大会運営上の権限として、ジャッジの人事権を与えられている
・ジャッジの人事権に関しては、「何点以上であればブレイク」というようなブレイク権限に関する基準の設定も含む。かつ、ブレイクラウンドでのジャッジのアロケーションも原則ACが判断することから、ACはジャッジの招聘・選抜・配置に関して広範な裁量権(およびそれに伴う責任を持つ)
・「過去の実績」によるスクリーニングによって、最低限の質の担保はされている(ジャッジテスト免除も同様のロジック)
・2日目から参加のジャッジは、ジャッジブレイクの資格は当然持たない


但し、可能であれば以下のような措置が取られることが望ましいかと。

・ブレイクラウンドの最初のラウンドにて、以下条件の下ACが対象ジャッジのRFDを精査
① ジャッジが3名以上
② 対象ジャッジ以外のジャッジに最低1名はACを含む
③ AC含む過半数のジャッジは、予選時のスコア上位
④ Vote後、一番最初に対象ジャッジがRFDを説明。その内容をもって、ACの責任で判断

・大会直前にジャッジとして練習会に参加することを義務化(最低何ラウンドジャッジ、等)

・考慮するジャッジの実績は、過去3年程度のものに限定



簡単にですが、以上です。

今後の大会運営のお役に立つと幸いです(^^)

2018年2月25日日曜日

〔コラム〕 Leiden回想録 ③ ~ 英語力コンプレックスをこじらせて ~



【英語力コンプレックスの肥大化】

前回の記事で書いた通り、ヨーロッパで初めての大会(ベルリン IV)に出場し、チーム・個人成績ボロボロで、自分の中では英語力が一番の課題だという認識に至りました。

ベルリンIVで判明した課題は大きく2点。

 ① 発音に少し癖があり、特に速く話したときなどは、ジャッジに理解されない

 ② 相手の話していることが聞き取り切れないため、engage漏れが大量発生




さらにこの大会後に、EUDCの部内選抜があり、そこでさらにコンプレックスが悪化しました。

結論から言うと、私はDebaterとして出ることは叶わず、ジャッジで出場することになりました。

Leidenの看板を背負って、EUDCに出場するのは一つの目標だったので、少なからず悔しかったです。

そこで明らかにいつもわけわからないことを話していた(ごめんなさい)Leidenのメンバーが選抜を通っていて、さすがにショックでした。

選抜の方法に関しては、部外の第三者を招待してそれなりにフェアな条件で選抜をしていた(はず)なので、なおさら自身の英語が分かりづらいせいでいろいろと伝わっていないのだなと、テンション下がりました。




「テンション 下がる 画像」の画像検索結果



【英語の猛特訓を開始するも・・・】

オランダ人含め、ヨーロッパのEPL/ESL勢とまともにやり合うためには相当程度の英語力が必要だという結論に至り、早速英語力を鍛えるためのトレーニングを開始。


毎日PodcastでESL向けの英語教材を聞いてディクテーション・シャドーイングをしたり、大学受験時代に使っていた教材を引っ張り出してきて基礎例文を頭に叩き込みなおしたり、一時期は受験生の頃並に英語の勉強をしていました。

ディベートの知識のインプットも全部英語の媒体に変え、家にいるときは基本的にはYouTubeでディベートの動画を流していました。

とりあえず、生活の中から可能な限り日本語を排除し、英語を頭に大量に流し込むことだけを考えて生活をしていました。

脳みそがどうやって言語情報を処理しているのかも理解しようと、ネット上で観れる論文とかを漁ってみたり、ともかく思いつく限りのことを試してみました。





しかし、想像に難くないと思いますが、やっていく中で「なんで日本でも出来るような英語の勉強を、オランダでやっているんだろう」という根本的な疑念が頭をよぎり、長続きしませんでした。


そもそも、幼い頃からテレビで日常的に英語に触れてきているオランダ人に、純ジャパの私が数か月猛特訓したところで追いつくのは現実的でない、という非常に単純な話だったのです。


そのことに気付いて、さらにテンションが下がりました。



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【ディベートに勝つだけなら、英語力はそこそこで良い】


上述のように、「英語力を鍛える」という練習の方向性が間違ってたことに気づき、しばらくディベートが嫌になって練習を放棄し、ふらふらとヨーロッパを旅行してました。

もうどうやったって英語力では勝てないし、言ってる事わからない伝わらないし、ほどほどにディベートやってあとは好きなだけ旅行して日本に帰ろう、くらいの気分でした。



ただ、しばらく練習から離れていろいろと考えていく中で、そもそも英語力以外の部分で戦えればあとは何とかなるのでは、という発想に至りました。

・英語を話すことに関しては、今の英語力で話し方を工夫(ストラクチャーを整える、ゆっくり話す、等)することで、相当程度改善可能

・英語の聞き取りに関しては、極端な話、モーション見て相手がどんなことを話してきそうか予想が出来てしまえば、相手の英語が全部聞き取れなくても反論出来るし、勝てる。

・仮に反論できなくても、自分たちの立論がそもそも相手を上回っていれば、勝つことは出来る(良い悪いは別として)


ざっくりですが、以上のような考えから

「英語力を今以上に向上させることは諦めて、ディベートの技術や知識量で差別化を図る」

という方向へ練習の仕方を変えてみました。

ディベートの技術であれば、普段の練習で試行錯誤をすれば、比較的短期で効果が出るのでは、という考えがありました。

また、もともと本を読んだり新しいことを学ぶのは好きだったので、知識の面でなら、時間をかければそこそこのレベルで張り合えるのでは無いか、という淡い期待もありました。

そんなこんなで、やっと練習の方向性が定まり、あとは着々と努力を積み重ねるのみという状態になり、練習にも復帰するようになりました。








2018年2月11日日曜日

〔コラム〕 Leiden回想録 ② ~ ヨーロッパで初めての大会 Berlin IV ~


LDU(Leiden Debating Union)に参加して、その後も何回か練習に参加してたのですが、
当然普通に強い人が結構いて、何が起きたかよく分からぬまま虐殺される日々を過ごしていました。

2月にちょうどLeiden OpenというLDU主催の大会が実施され、入部早々英語もまともに話せない中、コミ兼ジャッジで駆りだされてへとへとになりました。

ちょうどイギリスに留学していた中国人の友人がLeiden Openに参加していたので、
なんとかぼっちは回避してソーシャルとかも乗り切りました。







【そうだ、ベルリンに行こう】

メンバー間のやりとりは、基本的にfbのメンバーページ上で行われ、そこで大会の告知がありました。

スプレッドシート上で直近の大会をリストアップしていて、出たい大会があれば、そこに各自がJudgeかSpeakerの欄に名前を記入する、という形式でした。

大会のリストを眺めながら、ひとまず直近では6月にベルリンで大会があったので、そこにエントリーしてみました。

ライデンからは1チーム+1ジャッジの3人で出場することになり、
運良くブレイクできたらなあ、なんて淡い期待を抱いていました。








【ベルリンへ.】

そんなこんなであっという間に出発日になり、いざベルリンへ。

前入りしたので、市内観光して、ビール飲みながらソーセージ食って、というベタなことを。

「ベルリン駅 画像」の画像検索結果
<ベルリン駅>

翌日がレジだったため、ホステルをチェックアウトし、会場へ。

到着すると、ドイツ人のコミの方々が温かく迎えてくれました。

そこで衝撃的だったのが、オランダ人の友人が、ドイツ人のコミと話す際に、お互い勝手に自国語でペラペラ話してコミュニケーションが成立していたことでした。

なんで分かんの?と聞いてみたら、ドイツ語とオランダ語はかなり似ているため、お互い話せはしなくても意味が分かるらしく。

そんなこんなでOpening Ceremonyの会場へ連行され、大会が始まりました。







【結果は....】

R1は、3位くらいでスタート。

R2, R3 は英語が聞き取れないし、結構苦しかったのですが、2位~3位らへんだった気がします。

ブレイクはさすがに厳しいだろうかなと思い、せめて最後は勝って終わろうと、R4に臨みました。

周りもよくわからん話をしていたので、1位か、せめて2位くらいは取れたのでは、とドヤ顔する準備して、ジャッジのcallを待ちました。



結果、、、





4位でした。



思わず聞き返しました。


「ンゴ 画像」の画像検索結果




結果はやっぱり、、、

4位ンゴ

「ンゴ 画像」の画像検索結果


RFDを聞いていたら、ほとんどこちらの話した内容が反映されていませんでした。

さすがにイラジャちゃうかと思い、ラウンド後にフィードバックをもらいに行くついでに
いろいろ聞いてみました。

ジャッジ曰く、

「うーん、変なアクセントで早く話してるから、何言ってるか分からんかった☆」

「次からはもっとゆっくり話そう」

とのこと。

涙腺崩壊5秒前でした。


大会終わってみて、スピーカースコア確認したところ、下から観たらベストスピーカーもらえる順位。

挙句の果てに、ディベート初めて3か月のチームメイトよりも点数が低いという、先が思いやられるスタートでした。







【焦り】

そんなこんなでボコボコにされた大会もあっという間に終わって、ライデンの人らとはベルリン駅でバイバイし、一人で旅行でチェコへ向かいました。

チェコへ向かう列車の中で、まずは英語力を何とかせねば、と自分の中で焦りが芽生えていました。

2018年2月3日土曜日

〔コラム〕Leiden回想録 ① ~ オランダでディベート始めました ~


先日、昔の記事をだらだら見返していて、意外とLeidenにいた頃の体験談的な話は書いていなかったのだなと気づき、せっかくなんで朧げな記憶をたどりつつ、その時の経験を何とか言葉として紡げれば、と思います。

もう5年も前の話になるので、覚えていることだけつらつらと。

今後留学先とかでディベートをする人がいれば、その際の参考になればと。
日本のディベートという大きな枠組みで考えると、これから海外でディベートをやる人が増えることは間違いなくプラスになるとも思っておりますため、その一助になればという気持ちもあります。



【Leiden Debating Unionに参加するまで】

オランダに留学をしたのは、ちょうど今から5年前の2013年2月、大学生活2年目が終了しようとしていた頃でした。

日本にいるうちに、ライデンのディベート部をググって、メールで参加できないか聞いてみました。

オランダ人は返信が遅いと聞いていたのですが、1週間もしないうちに返信が来て、welcomeだからいつでも来てくれ、と言われ、ひとまず入部はすんなりと行きました。

大学によっては、入部のためのセレクションとかあるところもあるらしいので、事前に確認しといて良かったです。


ライデン大学の法学部棟の教室を借りて練習をしていたため、授業後に指定された教室に向かいました。

「ライデン大学 法学部」の画像検索結果
<法学部棟>

「ライデン大学 法学部」の画像検索結果
<オサレな図書館>


オランダ人だらけのディベート部に日本人単身で乗り込んだわけですが、初日は尋常じゃないくらい緊張して、ガチガチだったのを今でも覚えています。

30分くらい前に法学部棟につき、意味もなく同じところをぐるぐる徘徊していたため、警備員のおじさんに目はさぞ不審に見えたでしょう。

そんなこんなで時間になり、指定の教室まで行き、おそるおそるドアを開けてみたところ、「あなたがメールしてくれた留学生ね?」みたいなテンションで、温かく迎えてもらい、ライデンでのディベート生活がスタートしました。




【初めてのラウンドで1位を取り、調子に乗る】

練習は基本的に、1日2ラウンドやって、それぞれフィードバックをもらう、という、日本の大学と変わらないものでした。

初めてのラウンドでは、ディベートを始めたばかりのオランダ人の子とチームを組み、とりあえずラウンドが始まりました。

モーションは、THW criminalize ~って感じの、prostitutionでサービスを購入した人間を罰しましょう、みたいなモーションで、ポジションは確かCGでした。


Leiden Debating Union (以下LDU)はヨーロッパでかなりの強豪で、少なくともESLではトップクラスのレベルという認識だったので、恐怖で漏らしそうでした。

直前のベルリンワールズのESL Finalでは、4チーム中2チームがLeidenという異様な光景を目撃していたので、なおさら緊張していました。

幸か不幸か、最初のラウンドではESL Finalにいた人たちは同じラウンドにはいませんでしたが、それでもみんな強いのだろうと思い、がちがちでラウンドに。


いざラウンドが始まって、どんなことを話すか全神経を集中させて聞きました。

聞いていたのですが・・・





何言っているか分からない。







英語力の問題か、とも思ったのですが、少なくとも単語とかは最低限は聞き取れていて内容もなんとなく理解はできる。

ただ、なんでその話をこのモーションでしているのかわからない。


prostitutionのモーションで、「正義とは」みたいなふわふわした話を、7分間全力で話して、ドヤ顔をして帰っていく。


「これがヨーロッパのディベートか」と衝撃を受け、頭が混乱してとてもスピーチができる状態ではなかったです。

とはいえ、そんなことも言ってられず、ごくごく当たり前の話を、へたくそな英語で話して帰ってきました。

ラウンド全体で何が起きているのか理解できず、「これは4位か・・・」と思いました。

Decisionを聞くと。






1位。








ファッ!?


って感じでした。






「ファッ」の画像検索結果




ジャッジ(上述のESL Final出てた人の1人)いわく、

・お前のチームは、分析浅いけど、抑えるべきポイントは最低限説明していた
・他の人は何言ってるかよくわからんかった

みたいな感じでした。



ドヤ顔+英語力の組み合わせ凶悪すぎな。と思いました。

次のラウンドも2位かなんかで、意外となんとかなるやん、って調子乗ったのを覚えています。


まあ、調子に乗った人間の末路なんて、ロクなことが無い、というのが世の常ですね。

のちのちそんなのんきな自分の顔面にハイキックを食らわせたくなるのですが、その話はまた次回以降に。


2018年1月28日日曜日

〔雑記〕ディベート一時復帰します


ご無沙汰しております。

タイトルの通りなのですが、仲の良い後輩がもうすぐ卒業するとのことで、学生最後となるであろう大会に一緒に出るため、一時的にディベート再開したします。

それに伴い、このブログも不定期にはなると思いますが、ちょいちょい書いていければなと思います。

この記事自体は、特にディベート面で役に立つ中身のない、私の思考が垂れ流されるだけの記事となりますので、あらかじめご承知おきを。



最近はカフェイン中毒に拍車がかかり、ディベートの練習もせずに、のんきに美味いコーヒーを求め日々放浪しております。

先日、「コーヒー文化学会」なる謎の団体に入会し、今後はコーヒーについて知見を深めていければと思っております。

昨年広島に行った際に、カフェのオーナーのおじさんと仲良くなり、休みが取れたら今年はインドネシアのコーヒー農園に同行するかもしれません。

このブログが気づいたらカフェブログになっていたら、すみません。





久しぶりになんか書こうと思い、自分の過去の記事を流し読みしていたのですが、今読み返してみると、なかなか香ばしいことが書いてある記事もあり、コーヒーをすすりながら、悶えたい気持ちを必死に抑えている次第でございます。

数年前とはいえ、若気の至りとは恐ろしいものですね。

そもそも「ディベートのブログを書いて、役に立つ発信しよう!」なんて試み自体が、香ばしさの固まりみたいなものですからね。

まあもともと文章を書くのが好きですし、結果として少しでも読み物として誰かが読んでくれてるのであれば、結果オーライなのかなと勝手に自己完結しております。




書くことなくなりました。

次からは、もう少しまじめな内容を、こんな感じでゆるーく書いていきます。

今日も一日良い日になりますように。









2017年11月1日水曜日

ヨーロッパでブレイクするために実践した2つの練習法 (BP Novice Westに寄稿したやつ)


【「ディベートで強くなる」ために必要な2つのこと】
「ディベートで強くなる」というテーマについて考える際にはいろいろな観点があると思いますが、下記の2点を目標にひたすらPDCAを回し続ける、というのがなんだかんだ近道なのだろうという結論に至りました、
①      ボトムラインの底上げ(どんなモーションでも“外さない”)
②      パフォーマンスのトップラインの向上(“深い”議論の提示)

【ライデン留学時代】
 大学2年の2月からオランダのライデン大学へ1年間交換留学をしていました。留学先のライデンがたまたまディベートの強豪だったため、修行して帰ろうという気持ちでLeiden Debating Unionに参加。
暗中模索していた留学時代に試した練習方法のうち、効果があったと思う2つを下記に記しますので、参考になれば幸いです。

【練習法①:「苦手なモーションでひたすらスピ練」】

n  練習方法
①      苦手モーションリスト作成
A)      出場予定の大会の過去モーション(数年分)をリストアップ
B)      各モーション5分くらい考える
C)     PMで話す内容がぱっと思いつかず、本番で出たら爆死しそうなモーションをリストアップ
②      スピ練
A)      リストアップしたモーションで10分プレパ
B)      スピーチ(5分か7分)
C)     自分のスピーチを振り返って改善すべき点を箇条書き
D)     3つ改善点を決め、5分リサーチ、再び5分プレパ
E)      再びスピーチ


n  Tips
Ø  最低限の内容を効率よく
²  ただでさえ意味分からないモーションを、10分プレパでやるという点がミソです。必要最低限の内容を効率よく入れるために、スピーチの型を決めてブラッシュアップしていくとか、毎回一工夫していけるとどんどん改善します。
Ø  録画して悶えよ
²  スピ練するときは、録音するだけでなく録画しましょう。最初は自分のスピーチを見ると下手くそすぎて悶えますが、自分のスピーチがいつもジャッジの人にどう見えているのか客観的に理解できます。人を集めて上映会を開き、罵倒されまくるとさらに早く上手くなります。


オランダで練習してた時は、ティッシュの箱にスマホブッ刺して録画してました。



躍動感のあるスピーチを撮りたい方は、セルカ棒とかうまく活用しましょう。







【練習法②:「一度やったモーションは徹底的に深堀り」】

n  練習方法
①     普段のラウンド練でやったモーションをリストアップ
②     ラウンド練の時に分からなかった点を明確化(リサーチ、質問etc)
③      ラウンド練の時と同じサイドを想定してプレパ練(時間無制限)
④      「もう一度同じラウンドをやったら確実に勝てる」と思えるレベルまでケースを練り上げる

n  Tips
Ø  ラウンド練を詰めすぎない
²  ラウンド練も良いのですが、1回1回のラウンド練を消化しきれず量に走るくらいなら、いっそラウンド練の頻度を落としてじっくり復習してみても良いかもしれないですね。
Ø  使えるリソースを総動員
²  リサーチや先輩への質問など、使える手段をすべて駆使して現時点で自分が考えられる最高のケースを考えましょう。
Ø  「もう一度同じラウンドをやったら勝てるか?」を基準に
²  ここが肝なのですが、実際のラウンドを思い出して、もう一度相手とやったら勝てるレベルまで自分たちのケースを練り上げましょう。この基準を設定するメリットは、どこまで深堀すべきか明確化できる点と、「もう一度同じラウンドをやったら負けない」という感覚を積み重ねることで着実に前進している実感が得られる点です。

【終わりに】
 当然ですが上記の練習法はあくまで一例でしかないので、試行錯誤しながらご自身に合った練習方法を探してみてください。ライデン時代は、週2回のラウンド練に参加しながら、練習法①を1日1回、その他の時間は練習法②をやっていたようなイメージです。やりやすい形にアレンジしてみたり、一部だけ取り入れたり、ご自身に合う方法で活用してみてください。このような具体的な練習法のサンプルが、普段の練習のヒントになれば幸いです。