Parliamentary Debateという即興型英語ディベートに関して、思ったことをつらつらと、気の向くままに吠え綴ります。 Debateという眼鏡を通して、人間とか社会とかといふものについて考察してみるBlog
2016年8月21日日曜日
Does free will exist??
久しぶりの更新。わーるずの記事途中で止まってすみません、これから時間ある時にちょいちょい書いてきます(たぶん)
こないだまでEUDCがワルシャワの方で行われていて、久しぶりにディベートを見たのですが、なんだかんだ面白いですね。
特に面白かったのが、優勝したPEPが、free willの議論に関して、そもそもfree will って存在しないんじゃね?ってスタンスを取って、free willを前提とした議論を削りにかかるみたいなスタンスの取り方をしていたとこですね。
それが、Open SemiのCOの議論です。
https://www.youtube.com/watch?v=mFv9L0w7Q7o
ちなみに、同じようなスタンスを、今年のHWSで同じくMichael(とAshish)のチームが取っていたのを見ると、あの界隈で流行ってるのかもしれませんね笑
HWS R4のLOの議論です。
https://www.youtube.com/watch?v=Xu8g7H8BR5g
ポイントは、”free will存在しねえよ”ってスタンスを取りつつも、”even if idree will does exist~”って感じで、自由意志が存在しなくても、どっちにしろお前の世界ヤバいから、っていう2段構えのスタンスを取るとこかと。。
ちなみに、何言ってるかわからんて方は、自由意志と決定論についてググってみてください。
決定論っていうのは、かなり簡単に言うと、まず、因果律が常に成り立つ、つまり何かのものごとが生じるには必ず原因が存在する、ていう考えを前提とします。
すると、人間の脳も突き詰めれば物質の塊であり、脳の動きもあくまで電気信号のやりとりに過ぎず、人間の行動や思考もその物理法則拘束されることになります。
そうなると、ビッグバンを宇宙のはじまりと仮定すれば、そこから因果律に則って、すべての物理事象は動いていて、今私たちが自分の意志で決めたと思っている行動も、すべてあくまでその大きな流れの一部に過ぎず、自由意志なんてのはフィクションじゃないか、という考え方です。
例えば、「ディベートを始める」っていう行動も、自分の意志で決めたと思っているけど、実は自分の遺伝子要因や環境要因からの影響の中で必然的に生じた事象に過ぎず、つきつめれば自分が生まれたのも両親の意志ではなく、世界の大きな因果の流れの一部として生じた必然に過ぎない、というとらえかたです。
自分で意思決定したと思い込んでても、実は決まってたとか言われたら、なかなか絶望しますよね。
個人的には、自由意志は存在する(可能性は全然ある)と思っていますが、興味ある人は、脳科学とか、量子論とか、不確定性原理とか、そこらへんを漁ってみてください。
僕も文系で完全に専門外なので、細かい議論は全然わからないですが笑
話がそれましたが、ディベートで一番最初に教わる、Free choiceとかの前提となる議論に関して、ちょっとした新しい戦術みたいなのが見れて面白いな、と思った次第でした。
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