Parliamentary Debateという即興型英語ディベートに関して、思ったことをつらつらと、気の向くままに吠え綴ります。 Debateという眼鏡を通して、人間とか社会とかといふものについて考察してみるBlog
2014年7月20日日曜日
リサーチのすすめ(1)
お久しぶりです、毎度のことながらめんどくさがりで放置してましたorz
今回はリサーチについて書こうと思います。
というのも、そろそろ一年生もBPシーズンに向けて多様なトピックを扱うことになり、必要とされるの知識量も増えてくるので、早いうちからちょっとずつで良いのでこまめにリサーチする癖をつけて置くことを個人的におすすめしたいです。
もちろん、基礎が疎かになって頭でっかちの知識バカになるのは論外ですけど、そうは言っても知らない話題について深い分析を出したり説得的な議論をすることは出来ないのも事実なので、コンスタントな知識の吸収は長い目でみればマストです。
1.リサーチの重要性
→ディベートをする際、僕はかなり知識の吸収・正しい理解というのを重視するようにしてます。
①知らない話題について中身のある議論・深い議論は出来ない
まずこれは一般論なんですけど、知らない話について深い話はできません。
当たり前ですが。。。
Gov.になって、Policy motionでSQのproblem見えなかったらその時点でどんだけそれっぽい話してもまあほぼ勝てません。
ぶっちゃけた話、日本国内で1年生とか2年生大会ではこの限りではないかもしれません。
ディベートのテクニック、英語力や表現力だけで勝ててしまうこともあります。
ただやっぱり長い目で見たら、学年が進むにつれて、もしくは国際大会などに参加するようになって海外に行くようになると間違いなく通用しなくなります。
ごく稀に日本で(しかもかなり評価されてるディベーターでさえも)、真っ赤なウソを言ってハッタリでゴリ押ししてる勝ちをもぎとろうとしてる人を見かけますが、あまりオススメしません。
上手いウソなんていつでも思いつくもんでもなければ、大会のレベルが上がればすぐ通用しなくなります。
大体相手チームが正しい知識を持っていたら一瞬で反論されるどころか、自分のスピーチ全体の信頼性すら落とします。
あと、ここからは個人的な感情論ですけど、ウソついてまで勝って楽しいという人の気持ちは正直理解しかねますし、理解する気にもなりません。
勝利至上主義で勝つためなら何でもするっていう人は、それはそれで一つの”ディベート観”かもしれませんが、どうかと思いますねー^^
(ウソをつくのはよくないと言ったんですけど、「真っ赤なウソをつくこと」と「確証はないけど理論上起こりうることを話す」ことは全く違います。
後者に関しては、知らないことに関して、仮説上の具体例を話すことは全く問題ないですし、むしろうまいディベーターはこういうことが上手かったりします。
ただ、確証がないことに関しては、起こり「うる」くらいの表現に留めて、断定は避けるほうが賢明だと思います)
②強い人で知識が無い人はいない
若干話が少しそれてすみません^^;
ここで言いたいのは、簡単に言っちゃうと、強い人って大体知識の量が尋常じゃないです(笑)
YouTubeに上がってるトップレベルの動画とかはよくこんなの知ってるなっていう具体例がたくさん出てきますし、ライデンのトップクラスの人らも理解の深さと知識の幅広さには驚かされました。
一定以上のレベルを超えると、知識を持っているのは当たり前で、差がつくのは理解の深さ・正確さ、もしくは知識の運用の仕方・見せ方の次元になると思います。
たとえば、2013年のワールズでESL Finalまで行ったライデンのペアは、あるヨーロッパの大会のブレイクラウンドで、メキシコのDrug Warに関するmotionをやったらしいです。
その二人は当然リサーチしていて、かなり詳細なケースファイルを持っていてこれはラッキーだと思ったらしいんですが、相手チームのケースファイルの方が質が高く詳細だったがために、そこの部分の差で負けたとか(笑)
オランダの高校生代表のチームを指導してるオランダ人の友人に聞いたのは、やはり最初に基礎的な知識についてまんべんなく学ばせたり、リサーチさせたりしてるみたいです。
③純ジャパの視点から...
これは、かなり自身の経験に基づくんですが、ある意味純ジャパが海外とかで勝とうと思ったら1番現実的なストラテジーだと思います。
以前ディベートが強くなるために必要な能力っていう記事で書いたんですが、ディベートの能力を主に3つに分類したとすると、時間はかかるかもしれないけど一番確実に伸ばしやすい能力だと思います。
英語力に関しては、純ジャパだとなかなか帰国子女とかに勝つのは難しいです、多かれ少なかれディスアドバンテージを減らすことは可能ですが。
オランダでディベートやってて感じたのは、何とかしてヨーロッパの大会で実績残して帰りたいってもがいてた時、オランダ人に英語力で対抗しようとしても何年かかるか分からないってことに気づいて、ある時点からかなり練習の中で知識を増やすことに対する割合を増やしました。
逆に、英語が一番下手くそでも、内容のある議論を提出すればそれなりにやりあえることも事実です。
特に本を読んだり知識を吸収したりするのが好きな人・苦にならない人で、今はあまりリサーチをしてないって人は、やってみると結構実力が伸びたりするかもしれません。。
(あくまでここは”勝つため”に必要だと感じることで、ディベートで英語力を向上させることをかなり重視する人は、表現とかを磨くのに時間をかけるのはもちろん良いと思います。)
2.リサーチの方法・目的
JPDU Seminars & Moreに載ってる資料を参考にしてください。
おそらくわざわざ僕が一から書くよりも、もっと偉大な先輩方がわかりやすく、包括的に書いてくださってるので、使わない手はないです(笑)
実際僕もかなり参考にさせてもらいました。
...とまああんまり丸投げなのもアレなので、別の機会に改めて個人的にリサーチの際に意識してることなどを書こうと思います。
久しぶりに書いたので今回はもうちょっと疲れましたごめんなさい笑
ではでは。。
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